アドセンスが承認された後は、サイトにアクセスを集めて稼いでいくことを目指します。
しかし、好き勝手にやって良いわけではなく、アドセンスの規約を遵守した上で作業を進めていくことが必須です。
アドセンスアカウントが停止しまうと、稼いだ収入が振り込まれないどころか、二度と使うことが出来なくなってしまいます。
今回は、アドセンスが停止になる理由や禁止行為について解説していきます。
目次
アドセンスのIDを控えておこう
まずはじめに対応すべきなのが、自分のアドセンスIDを控えておくことです。
アドセンスのお問い合わせには「サイト運営者 ID」と「お客様ID」が必須になります。
しかし、IDの確認画面にはアカウントが停止されているとアクセスが出来なくなってしまいます。
つまり、突然アカウントが停止となってしまった場合、Googleに連絡することもできずに復旧の望みは断たれてしまうわけです。
最悪の事態を避けるためにも必ずIDは控えておくようにしましょう。
IDはアドセンスのサイトから「アカウント>設定>アカウント情報」にアクセスすることで確認できます。
アドセンスが停止される理由
アドセンスが停止される理由は大きく分けて、下記の二つです。
- アドセンスの規約違反
- 第三者による嫌がらせ
前者については、規約をよく理解しないまま使っている初心者に見られがちです。
後者については、ブログに大きな人気が出てアンチがついた場合の話になりますね。
それぞれ順にご紹介していきます。
また、アドセンスの利用前には必ず規約には目を通すようにしてください。
しかし、規約は文章量も多く、理解には時間がかかりますよね。
次の項目では、初心者の方に向けて特に気をつけるべき違反行為について解説していきます。
違反行為の代表例
はじめに
本項目の内容は違反行為を全て網羅しているわけでもなく、規約は変更される可能性があります。
下に書いてある内容さえ守っておけばOKではありません。
アドセンス規約には自分自身で目を通し、自己責任で利用するようにしてください
自己クリック
読んで字のごとく、自分のサイトに貼ったアドセンス広告をクリックする行為です。
「自分でクリックすれば稼げるのでは?」とは少し悪知恵が働く人なら思いつく案かもしれません。
しかし、そんなことを考えるのはGoogleもお見通しであり、同じIPアドレスから大量のクリックが検出されれば違反行為とみなされます。
広告の表示チェックの際に間違えてクリックしてしまった程度なら大丈夫なので、それについてはご安心ください。
そもそも毎日広告をクリックして小銭を稼ぐよりも、アクセスの集まる記事を一つでも書いた方がコスパが良いです!
記事タイトルより上の広告表示
アドセンスの規約では記事のタイトル前に広告を表示することを禁止しています。
さらに具体的に言えば、スマホで閲覧した際のファーストビューで広告が記事を押し下げる行為が違反対象です。
閲覧者の立場で考えれば、記事にアクセスしていきなり広告が表示されたら混乱しますよね?
そもそも広告が邪魔で何の記事かもわかりません。
違反行為である以前に、離脱率も大きく上がるので、記事のタイトルの上に広告を配置するのは避けましょう。
広告クリックへの誘導
広告を記事に関係がある画像やリンクのように偽装して、クリックを誘導する行為も禁止されています。
しかし、意図せずともクリック誘導とみなされてしまう広告の配置もあります。
例えばこの画像
文章と関連記事の間に広告が挟まっているため、広告に誘導しているように見えてしまいます。
こういった配置も、Googleからはクリック誘導とみなされる場合があるので注意が必要です。
広告の上にスポンサードリンク(Sponsored Link)という文字を入れるのも、「コレは広告ですよ!」ということをアピールするためです。
この表記は過去には規約で義務付けられていたほどなので、記載しておいた方が良いです。
アダルトコンテンツとの併用
アドセンスの規約で、アダルトコンテンツとの広告併用は禁止されています。
かなり曖昧ですが、Googleではアダルトの基準を「子供や同僚の前で恥ずかしくて見れない」と定めています。
サイトのコンテンツがアダルト コンテンツに該当するかどうかの判断に迷う場合は、そのコンテンツを子どもに見せても問題がないかどうか、職場の同僚の前で閲覧しても恥ずかしくないかといった基準を目安にしてください。
性的な描写があるものはもちろん、肌の露出が多いものなども該当する可能性があります。
具体例は規約ページをご参照ください。
アダルトコンテンツに含まれるかの判断に悩む場合には、書かないことをオススメします。
第三者による嫌がらせ
そして、違反行為以外でアドセンスが停止になる恐れがあるのがコチラ。
主に2つの方法で行われます。
- 同じIPアドレスからサイトの広告を何度もクリックする
- アドセンスの埋め込みコードを違反サイトに転載する
それぞれの対策方法を解説していきます。
同じIPアドレスからサイトの広告を何度もクリックする
先ほどの違反行為で紹介した「自己クリック」を第三者が発生させる方法です。
広告の利用者本人が行っていなくても、同一IPからの過剰なクリックがあれば、それは「自己クリック」とみなされます。
この手法に対する対策としては、Googleに対して自己申告をすることです。
アドセンスのレポートで明らかにおかしいクリック率が表示されていた場合には、以下のフォームから連絡すると良いでしょう。
「第三者が意図的に過剰なクリックしている可能性がある」ということを伝えましょう。
問題があれば返信が来ますので、それに従っての対応をしてください。
特に返信がなければ、そのままで大丈夫ですのでご安心ください。
アドセンスの埋め込みコードを違反サイトに転載する
アダルトサイトなどに広告コードを埋め込むことで、強制的に違反対象とする方法です。
「そもそも他人に広告コードを知られるの?」と疑問に思うかもしれませんが
ブラウザの機能でページのソースを表示すれば、簡単に埋め込みコードを知ることができます。
もはやタダの嫌がらせですが、アダルトサイトなどに貼られたら即刻停止の対象となる危険な手法です。
この手法については、アドセンスの管理画面に所有サイトを登録することで未然に防ぐことができます。