「ブログのおすすめジャンルは?」
これはブログに関する質問でもダントツに多いです。
確かにジャンル選びは重要なウェイトを占めている上に
相対的に稼ぎやすいジャンルが存在していることは事実です。
しかし、同じジャンルの中でも稼げるキーワード・稼げないキーワードが存在していることは意外と知られていないようです。
今回は特に稼ぎやすいとされる「商品紹介」を例として、個人ブログが狙うべきジャンル内のキーワードについて解説していきます。
目次
稼げるキーワードの選び方
結論から言えば稼げるキーワードとは
「検索需要があってライバルがいない」という条件を満たすものです。
今回例とする「商品紹介」において言えば
「公式・通販サイトを見ただけではわからないこと」
になります。
しかし結論だけを見せられても、納得することは難しいでしょう。
なぜこのような結論にいたったのか、順を追って説明していきます。
キーワードが持つ4つの検索需要
早速ですが、キーワードが持つ役割をご存知でしょうか?
キーワードとは、ユーザーに検索されている言葉。
つまり「ユーザー需要を代弁する役割」を持ちます。
そして、Googleはキーワードの持つ役割を大きく4つに分けて解説しています。
この4つの役割については「全マーケッターが知るべき4つの瞬間」という公式資料で触れられています。
下の図を見てください。
①知りたい
②行きたい
③やりたい
④買いたい
キーワードには上記4つの検索需要が存在しているというのがGoogleの見解です。
そして、Googleが公式に発表しているということは
この4つのキーワードが持つ役割はSEOに少なからず影響を及ぼしていると言えます。
4つの検索需要と検索順位の関係性
グーグルの検索機能は「サイトの役割」を判別する力を持っています。
例として「曲名 歌詞」で検索すると、歌詞サイトが一番上に表示されます。
ジャンル特化ブログが上位表示しやすくなるのも、この「サイトの役割」をグーグルが判断して検索順位を決めているからです。
そしてジャンルに加えて、キーワード4つの役割(知りたい、行きたい、やりたい、買いたい)を照らし合わせて最終的な検索順位を決定していると考えられます。
4つの検索需要はさらに細分化される
さらに、この4つの役割の中でも検索需要は細分化できます。
例えば「化粧品名 知りたい」というキーワードにも多種多様な検索順位が含まれています。
検索需要と検索結果の例
下に検索需要と検索結果上位のサイトの例をいくつかあげてみました。
・値段を知りたい→通販サイト
・口コミを知りたい→口コミサイト
・成分を知りたい→公式サイト
実際に検索してみて欲しいのですが
「化粧品名 値段」
→価格.comのような値段比較サイトやAmazonや楽天などの通販サイト
「化粧品名 口コミ」
→LIPSや@COSMEなどの口コミサイト
という結果になっています。
これは各サイトの検索需要における「信頼性」の高さによる結果です。
※現在のGoogleのアルゴリズムはサイトの持つ「信頼性」を重視する傾向があります。
ユーザー目線に立つことが重要
化粧品に含まれる成分や効果などは、確かに検索需要が存在します。
しかし、ユーザーからしてみれば、公式サイトを見れば一発でわかる情報であり、個人ブログなど誰も見ません。
このようなキーワードを選択してしまうと、稼げると言われるジャンルでも収益があげられない結果になります。
細分化された検索需要で狙うべきキーワード
そして、この細分化された検索需要の中で、個人ブログが狙うべきキーワードは存在します。
・使ってみた感想を知りたい
・使った場合の見た目が知りたい
・肌に悪影響が出ないか知りたい
これらの検索需要は個人ブログの方が「信頼性」が高くなりがちです。
使ってみた感想などは特にわかりやすく、公式サイトの説明文やCMなんていくらでも自演できますからね。
通販サイトにもレビュー欄は存在しますが、その匿名性や自演レビューの存在などから「信頼性」は疑わしくあります。
それゆえに、このような検索需要の場合、最も信頼性があるのは個人のブログになるわけです。
これが「公式サイトや通販サイトを見ただけではわからないこと」です。
稼げるキーワードを選んだ上であわせて行う戦略
ジャンルの中でも稼げるキーワード、稼げないキーワードについて
しかし、このキーワードを選んだだけでは簡単に稼ぐことはできません。
検索上位に出ないだけで、個人でブログを運営している人は多数存在していますからね。
アクセスを集めるのが前提
星の数ほど存在する個人ブログに打ち勝つためには、やはりアクセス数がものをいいます。
いくら内容のいい記事を書いていても、読まれなければ意味はありません。
そのためには、基本的なキーワード選定やライバルチェックといった基礎固めは不可欠です。
基礎を身に着けて初めて、他のブログと差別化するためのスタートラインに立てます。

個人ブログはブランディングをすべき
それに加えて、私が個人ブログに対して推薦していることは、ブランディングです。
簡単に言えば自分のブログのファンを作りましょうってこと。
自分のブログのファンを作ることで、サイトの「信頼性」も増してGoogleに「サイトの役割」を判断してもらいやすくなります。
自分のブログのファンを作るためには、「個人」のアピールが重要です。
自分のユーザー属性(例:一人暮らしの男子大学生)を明らかにした上で、意見や体験を踏まえた記事を書いていく必要があります。
ブログの作成とあわせて、SNSの運用にも力を入れていくべきです。
(SNSでは「個人」をアピールしやすいため)
より詳しくはこちらの記事で解説しています。

最近ではyoutuberなどに企業が商品レビューを依頼する「企業案件」が流行りです。
これは「個人」を信頼した検索需要に目をつけたアプローチといえます。
有名youtuberであれば、その分ファンも多く「信頼性」は非常に高くなりますからね。
まとめ
今回紹介した内容は、本質的に言えば「ライバルチェック」と同じです。
それぞれの「キーワード」でどんな役割のブログが表示されているか、という分析ですからね。
しかし「検索結果に出たから」といった理由で闇雲にキーワードを選ぶよりも、確実に稼ぐことができます。
稼げると言われているジャンルを選んだにも関わらず収益があがらない人は、一度キーワードについて見直すのがオススメです。
再三になりますが、アクセスを稼ぐためにはキーワード選定・ライバルチェックといった基礎が何よりも重要です。
いくら稼げるジャンルだったとしても、基礎ができていない人が稼げることは絶対にないことは注意してください。
- 同ジャンルでも稼げる/稼げないキーワードが分かれる
- 稼げるキーワードは「公式・通販サイトを見ただけではわからないこと」
- 稼げるキーワードを選んだ上でブログのブランディングをすると効果的