ブログを始める上で、重要なのが記事のジャンル選定。
出来ることなら好きなジャンルの記事を書きたいですよね。
しかし、ネットで公開されているノウハウでは
・話題の芸能人のネタ
・季節のイベントネタ
などが稼げるネタの候補として推薦されています。
いわゆる「トレンドネタ」と呼ばれるもの。
話題になっている→検索需要があるわけで、理にかなっていることも事実です。
初心者の頃、こういったノウハウを見るたび
「芸能人なんて興味ないよ…」
と悩んでいました。
私はテレビを見る習慣が全く無い人間なので(そもそも家にテレビが無い)、話題の芸能人の顔と名前すら一致しないレベル。
そんな人間にとって、芸能人の記事を書き続けるというのはまさに苦行です。
稼ぐためには興味がない記事を書く苦行を乗り越える必要があるのでしょうか?
実はこんな苦行を繰り返しても稼げる可能性は非常に低いです。
今回はアドセンスに付きまとう「興味がないネタ」について私の経験を交えて解説していきます。
目次
興味があるネタで記事を書いても稼げない?
結論から言えば、自分が興味のあるネタで稼ぐことは可能です。
しかし、この結論には
自分が興味のあるネタ=読者が求めていることが大前提として存在します。
教材やノウハウでよく見る”好きなことを書いても稼げない”という表現は
“好き勝手書いても稼げない”という意味なんです。
「俺が興味あること書いたからみんな見て!」
これでは書き手がキーワードを勝手に作り出してしまっています。
ブログにアクセスが集まる仕組みは、あくまで”検索需要があるネタを書いて上位表示される”ことに起因するのを忘れてはいけません。
それゆえに、ブログで稼ぐためにはキーワード選定・ライバルチェックといった基礎が不可欠です。
そういった基礎を踏まえた上で、
自分が興味のあるネタの中で、検索需要があるネタを発見できれば稼ぐことができます。
・自分が興味のあるネタで稼ぐことは可能
・しかし前提として検索需要がある必要がある
・興味のあることの中で検索需要があるネタを発見すべし
トレンドネタが推薦される理由
そもそも、なぜトレンドネタが多数のノウハウで推薦されているのか。
その理由は簡単で検索需要があるからです。
そして、トレンドネタの大きな魅力として「新しく出現するキーワード」が存在することが挙げられます。
例えば、先日「オードリー春日さんが結婚!嫁の名前はクミさん」というニュースがありました。
すると「春日 クミさん 」「春日 奥さん」「春日 結婚」といったキーワードが新たに生まれます。
特に「クミさん」は今まで全く報道されていなかったキーワードなので、検索需要が非常に高いです。
「春日 クミさん」でGoogleサジェストを見てみると下の画像のようになります。
大量のサジェストが新たに生まれていることがわかりますよね。
この中からライバルがいないキーワードを狙うことで初心者もアクセスが狙えるわけです。
・トレンドネタが推薦される理由は検索需要があるから
・トレンドネタには「新たに生まれるキーワード」が存在
・「新たに生まれるキーワード」であれば初心者でも上位表示が狙える
トレンドネタの欠点
トレンドネタが抱える欠点は大きくわけて3つ。
①ライバルが多いこと
②寿命が短いこと
③ドメインパワーの殴り合いになること
それぞれ順に解説していきます。
①ライバルが多いこと
トレンドネタの最大の欠点はライバルが多いこと。
大量の教材やノウハウで推薦されているため、実践者が非常に多いです。
私もトレンドネタをいくつか書いた経験がありますが、その実態は競争率の高い椅子取りゲーム。
ニュースサイトに張り付いてネタを集めて、スピード重視で記事を書くだけです。
②寿命が短いこと
トレンドネタでアクセスが集められる期間は非常に短いです。
特に事件やスキャンダルに関しての記事は基本的に1日しか寿命がありません。
ニュースで何度も取り上げられるネタもありますが、どんなに長くても1週間ほど。
季節イベント系の記事でも、イベントが終われば寿命を迎えます。
③ドメインパワーの殴り合いになる
個人的にはトレンドネタの一番嫌いなポイント。
どんな記事を書いても、最終的にはドメインパワーの殴り合いになります。
芸能人や事件に関する記事には「自分の体験や感想」を入れる余地がありません。
事実をまとめるだけですから、似たような記事になります。
読者が求めていることもただの事実関係で、書いた人の体験や感想には興味がありません。
同じ内容の記事が並ぶのであれば、自ずとドメインパワーが強いブログが上位表示されるようになります。
この法則は「新たに生まれるキーワード」も例外ではありません。
せっかくライバルがいない記事を書いても、後から記事を書いたブログに簡単に抜かれてしまいます。
・トレンドネタは競争率の高い椅子取りゲーム
・最終的にはドメインパワーでアクセスが決まってしまう
・ネタ集めのため常に手を動かさなければならない
トレンドネタを書くべき場合の例
先ほどの項目では、トレンドネタの欠点についてまとめました。
しかし、その欠点を踏まえてもトレンドネタ書くべき場合も存在します。
①初心者がブログを強くしたい場合
興味があるネタで記事を書くと言っても、開設したてのブログで上位表示することは茨の道です。
せっかく興味のある記事を書いたのにアクセスがこない→挫折という流れが生まれてしまいます。
この挫折を避けるために最初期にある程度アクセスが集めやすいトレンドネタを書いて、ブログのドメインを強くするという方法はおすすめです。
ドメインパワーが上がるにつれて、トレンドネタ以外の記事も上位表示が狙いやすくなります。
私も最初期にはこの方法をとって、ブログを強くしました。
②確実にアクセスが来ると予想できる場合
全く興味がない!といっても、確実にアクセスが集まると予想できた場合には書いた方がよいです。
ノーリスクで収益が稼げるなんて、ボーナスゲームですからね。
これに該当するのは、圧倒的な検索需要が約束されたイベントです。
例として、私が過去に取り扱ったネタをあげておきます。
- オリンピック
- ワールドカップ
- 改元(平成→令和)
- 新紙幣
特にオリンピックはブログを始めた当時にちょうど開催されました。
イヤイヤ書きましたけど、初の100PV越えを達成してかなり嬉しかった記憶がありますね~。
・初心者がドメインパワーを上げるためにトレンドネタを扱うのは良い戦略
・確実にアクセスが来るようなトレンドネタは取り扱うべき
嫌いなジャンルでも書くべきか?
ドメインパワーもある程度あって、確実にアクセスが稼げるようなネタもない。
そんな状況でも嫌いなジャンルの記事を書くべきか?
私の意見としては書くべきではないと思っています。
嫌いなジャンルを書くべきではない一番の理由は、記事のクオリティが低くなること。
興味がないジャンルの記事を書くデメリットは色々あります。
①読者の検索意図がわからない
②知識がないので自分の意見や体験を書けない
③情報を調べるのが嫌になる
④適当に記事を書いてしまう
etc
そして、クオリティが低い記事は存在するだけでデメリットがあります。
低品質の記事はブログに存在しているだけで、Googleの評価が下がると言われています。
せっかく記事を書いたのに、ブログに悪影響が出ているという最悪の結果になってしまうんです。
私も過去に収益をアップさせたくて、嫌いなジャンルの記事を無理して書いた時期もあります。
毎日の記事作成が嫌になるレベルでした。
結果としては収益も特に伸びず、低品質の記事がブログに残るという最悪の事態に…
今では確実にアクセスが稼げると思った場合にしか書きません。
嫌いなジャンルでも楽しく書く方法
特殊な例ですが、嫌いなジャンルでも楽しく書く方法は存在します。
当時ワールドカップ前に、各国の代表選手について書いていた時のこと…
もちろん、私はサッカーになんて全く興味がなく、ウイイレですら嫌いです。
そんな私が選手の記事を書いても、Wikipediaとニュースサイトの寄せ集めになることは目に見えていました。
これでは他のサイトとの差別化もできず、検索順位も埋もれてしまいます。
そこで、私はサジェストを参考に「選手の私服がダサい」といったネタを選定。
サジェストから自分が興味を持てるキーワードを選んだわけです。
ダサい服装の画像をまとめてみたりして、それなりのクオリティの記事になりました。
なんと言っても、選手の成績やプレイスタイルについて書くよりも何倍も楽しかったことを覚えています。
結果として、差別化した記事から内部リンクで他のワールドカップの記事を回遊させ、PVを稼ぐことができました。
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嫌いなジャンルを書きたくない人はどうする?
では、嫌いなジャンルの記事を書きたくない人はどうすればよいか?
答えは単純で
好きなジャンルだけを書く
そして重要なのは自分が興味のあるネタの中で、検索需要があるネタを書くことです。
既に雑記ブログを運営している方でも、徐々に自分の興味のあるネタへの特化ブログへと寄せていくことをおすすめしています。
これはGoogleのアルゴリズムの変化も考慮しての意見です。
詳しくはこちらの記事で書いているので、ご参考ください。
